熱田税務署長 赤堀 聰
関谷青年部会長には、この度の定時総会を期に2年間の任期を終え、青年部会長を退任されると伺い
ました。この間、日々激変する厳しい経済・社会環境の中で、本業における事業活動とともに青年部会活
動にも日夜精力的にご活躍いただき数々の立派な成果を納められました。
関谷部会長のこの2年間の足跡を辿りますと、各種例会・講演会・研修会の開催等々、いずれも時宜を捉え
部会員の関心の高い材料に積極的にチャレンジされたと伺っております。また、私ども税務当局との関係に
おきましても、幾度か意見交換の場を作っていただき、企業家としての立場からも数多くのご意見等を伺い、
執行面においても大変参考にさせていだきました。これまでのご活躍に対しまして、心から感謝申し上げます。
さて、ベテランから若手へ、そして新人へと、仕事を終え、教わり、それぞれの組織には線々と引き継がれて
きた伝統があります。法人会青年部会の活動においても、昭和55年に創立されて以来20有余年、歴代部会長
の手を経て立派に引き継がれてきたよき伝統があります。
先輩から受け継いだノウハウを活用し頑張ってきた人達が、今また卒業していきます。この人達が、次の受け
継ぐ人達に残しておくべきものは沢山あると思います。また、それを受ける人は、一つでも多くを学び獲ることが必
要であると思います。ノウハウというものは必ずしも良いものばかりではないかもしれません。良いもの悪いもの
を見極めつつ、その時代にあった選択をしていかなければなりません。そして新しいもの、新しいことに大いに
挑戦していただきたいと思います。そこには、まさに「温故知新」の精神が大切ではないでしょうか。
新部会長を始め新役員の皆様方には、新たなスタートに際し、意欲と不安が複雑に入り乱れていることと思い
ます。諸活動においてはよき伝統・よきノウハウを継承しつつ、頑張っていただきたいと思います。そして、多く
の人と接する機会、人間の心に触れる機会を作っていただき、熱田法人会青年部会が更なる発展を遂げられ
ることを期待しております。